2010年06月17日

思えば遠くへ来たものだ

0605はな房_B1ヨコDSC_8756

私がここ、房総千倉に来たのは今から13年前の6月でした。


最初の印象はとにかく予想していたより海がきれいだった事でした。


私が海に遊びに行く時は決まって千葉の御宿か神奈川の逗市海岸でした。



それともうひとつの印象は漁港が荒廃していて活気が全く無かった事です。
 



私の本籍地 東京都中央区(本家は墨田区)は、世界に名高い銀座があり、


歌舞伎座があり,お江戸日本橋、八丁堀、東の玄関口東京駅八重洲、



もんじゃ焼き発祥と言われ下町の月島、そして海を見たいと思ったら


東京湾だけど、すぐ行ける晴海ふ頭などなど。



もちろん東京のド真ん中ですから、もちろん賑やかさが違うでしょう。


ただ、ガキのころから行き来している東京の台所、築地があります。


ここを毎日の様に見てきた自分としては、


この千倉の市場、漁港の活気の無さに愕然としました。


日本で唯一料理の神様が祀られている地って事は知っていましたので


もっと活気があってもいいんじゃないのって。衝撃が走りました。


自分は銀座の某老舗の料理長の座を投げて、全く知らない地に来たのに


これじゃって、正直この話断って直ぐ東京へ帰ろうと思ったのも事実です。


漁師町ですから、気性の激しい方々が多くて最初は体力はもちろん気苦労し


また。なんて言っても私は、よそ者ですから友人も親戚もいませんので

もの凄いストレスと孤独感でダメになりそうでした。1年やったら東京へ帰ろう


そんな気持ちが私を支配していました。


お客様に気を使い、地元の従業員さんに気を使い、どちらの方々も初対面から


私を呼ぶ時、おめー呼ばわりされていた事は疲れをますます膨らませる言動で


したね。まあ、よそ者が地元の従業員さん方にあれこれ強い口調で言えば


3倍位に返ってきましたね。参りました。


この地に来て是非やってくれよと当時の役場の課長さん方々の丁寧な対応と


誠意に根負けした自分を恨みましたね。


しかし1年が過ぎようとする頃には、住めば都とよく昔の人が言っていた事


まさにそのとうりです。環境、人にも慣れ特に地の人々は最初のイメージとは


全然違って、まあ、口は半端じゃなく悪いが気はいい人ばかりで特に


御年輩方々は私のような若造を大変良く面倒見て下さいました。


地元ならではの食材の食べ方や漁師さん方との付き合い方など、いっぱいお世話
になり、現在に至ってきてます。


はな房は地元の方々みんなで育てて頂いたお店です。


ですから、中途半端な仕事はできませんよ。



オープン以来第13回目の夏のシーズンが1カ月後にやってきます。


皆様のご期待に答えて頑張っていきたいといつも気持ちは初心の心で。が


私の信念です。



chikurahanabou at 03:03│Comments(0)TrackBack(0) 道の駅 | 南房総

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