2011年04月05日
南房総が少し活気を取り戻してきてます。
震災から二十日以上がたって、未だに被災地の方々は
先の見えない困難に苦しんでおられ、
御見舞申しあげます。
先月、私共も皆様同様、被災地の方に義援金を送りました。
少ない金額ですが、一人でも多くの方々にお役に立てば
幸いです。
当店の統括店長も学生時代に福島に住んでいた事もあり
知人や友人が多数います。
何でも良いから今、出来る事をと毎日願っています。
原発による放射能汚染で福島の美味しい野菜、肉、魚が
そして、福島県人の方々も含め、風評被害により、
一部、偏見で見られる報道に憤りを感じています。
更に、相馬地区の、思い出の地が
危機にさらされてると思うと、
胸が締め付けられる思いです。
そんな中、ここ南房総は被害が少なく
こうしてお店、道の駅が営業できている事は
有り難いことです。
ただ、先週木曜日までは、お店の存続の危機に
直面していました。
ここの道の駅ちくら潮風王国には
連日ほとんど御来店者が無く、
三月のトップシーズンにも関わらず、
お客様が激減でした。
でも、当レストランはまだ良い方で、
常連様や地元のお客様が御昼に御来店頂き
何とか、営業できていました。感謝。 <emoji:face_hearteye>
でも、スタッフさん総勢26人を賄えるだけの
売上は無く、テナント料、光熱費を確保するだけで
いっぱいの状況。
お客様に御出しする食材に関しては、
これだけは絶対に品質を下げる事はせず、
活気が戻って来る事を祈る毎日でした。
食材原価を落とせば、せっかく来て下さった
方々に見離されるとの思いで、
通常と変わらず、ボリューム、味は変えませんでした。
赤字だからと言って食材の質を落とせば 崩壊します。我
慢の毎日でした。
そして先週の金曜日から徐々にお客様が
戻って来られて、
<ここも津波で崩壊したのかって心配して
きてみたよ。>って言って下さるお客様が
たくさん御来店されました。
嬉しかったですね。
昨日、一昨日の土、日は、おかげ様で
久しぶりに外の待合席まで行列ができました。
シーズンのように何列もではありませんでしたが
一瞬でも並んで御待ち頂いた事は
心から感謝し嬉しい気持ちで涙が出ました。
春休みとも重なりお子様連れのお客様が多く
大変賑わった久しぶりの二日間でした。
お子様の笑顔が又、私達スタッフのやる気に
火を付けて頂き、スタッフも活きいきして
頑張っていました。
やっぱり飲食店は賑わってないといけません。
ホテル、旅館が瀕死な今、
ここ道の駅が頑張って又たくさんのお客様が
南房総に御越し下さるよう願います。