復興

2012年03月12日

あれから1年・・

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店内_12テラス席_05 

 大地震の日から一年がたちました。

 福島育ちの私としては、未だ地元の方々が苦しんでいる現状に

 国から一方的に「終息宣言」とは何事や!

 って言ってやりたいです。

 伊達市で育った私は、桃、リンゴ、サクランボ、ブドウ、柿等の豊富な果実を

 学校から帰ると当然の様に毎日食べていました。
 (学校帰りに果実畑に入って勝手に頂く日も何度か・・すみませんでした。)

 何処の家に行っても必ず1つ2つは果物がテーブルに当然の様にあって

 「桃でも食うか?ブドウがいいか?」

 など、挨拶代わりの食べ物でしたね。

 
 特に桃は激ウマでした、「伊達の桃」と言われて皇室献上高級桃として

 ブランド化されている高価な桃なんです。

 それが、震災による原発事故によって、福島産の・・は、福島の・・は遠慮・・

 って言葉を聞くと、やむを得ないとはいえ悲しい気持ちになります。


 毎年、知人から夏は「伊達の桃」、秋はリンゴ、梨、

 冬は特産品の「あんぽ柿」を必ず送って頂き、

 私達、ここ南房総に感動を与えて頂いていました。


 あの日以降、送って頂いてくる桃、リンゴ、食べ物全体にとても気遣いを

 されています。

 お世話になった方々に毎年必ずお中元、御歳暮を贈ります、

 感謝の気持ちの印ですから欠かさず必要な事だと。

 先方様にとっては、その年だけは複雑だったかもしれません、


 一筆添えた文面に「受け取って下さい、安全基準はクリアしてます。

 もらう方も放射能の事が頭をよぎるやも知れないので、

 御迷惑になるようでしたら処分して下さい、すみません。」

 
 とても胸が痛みました。

 現状、お返しをしなければという日本人の義、特に田舎の方々は

 頂いた以上にたくさん送ろう、喜んでもらおうという考えが強いので

 こんなに気を遣わせてしまった事への申し訳無さでいっぱいでした、

 同時に「福島の方々はそんな風に見られる現実に耐えがたい苦痛を背負っていかなければ

 いけないのでしょうか。

 そして地元の業者さんが安全基準をクリアしても売れない食材は地元の方々で

 食べるか捨てるかしなくてはいけないそうです。

 
 今、私が住んでる南房総は海、山の幸が豊かでほんと良いところです。

 今は花摘みシーズン最盛期の後半になりました、

 例年、たくさんのお客様がここ南房総に観光に来て下さるのですが、

 今年は北国の方、北関東の方々が非常に少なく

 お店の賑わいも半減してしまいました。

 
 今月に入り各テレビ局さんが取材、収録に来て下さってるおかげで

 若干ではありますがお客様の流れが変わってきた事は良い事です。

 
 被災地及び福島の原発周辺の方々に比べたら贅沢な話しです。

 福島出身の中畑監督、俳優の西田敏行さんらが中心となって

 復興を叫んでいます、

 私も福島にゆかりの人間の一人、無名、無力ではございますが

 ここ、南房総にいながらでも、何か福島県の方々の活性、元気づけに、

 そして福島県人の自慢になるような事をしていければと

 ここ一年度々頭をよぎる毎日です。

 

 



 

chikurahanabou at 23:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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